
【札幌大通でゆったりと “美味しい珈琲 おいしい時間”】
三番街珈琲店があるのは、札幌市中央区南2条西2丁目。ビルの2階にある店内は、シックで落ち着いた雰囲気。昔ながらの喫茶店にいるような、懐かしい気持ちにさせてくれます。
お店の人気メニューは自家製カタラーナとドリンクセット(¥700)私のオススメは、店主の竹中さんが丹念にネルドリップした2種のコーヒーです。どちらも角がとれたまろやかな味。
ホットドリンクは竹中さんがその都度選んだ、美しく繊細なカップに注がれて提供されます。カップが変わるだけで気分も変わるから不思議です。
【様々な経験を経て、常連さんに愛されるコーヒー店経営へ】
竹中さんは、十勝管内清水町出身。長年ホテル勤務をされた後、目の大けがのため、暫く働けなくなってしまいます。そんな時「コーヒー店をやらないか?」と声が掛かりました。
高校生の時に、知り合いの酪農家の方が酪農のかたわら、ステーキハウスを経営している姿に刺激を受けたという竹中さん。今の三番街珈琲店へ気持ちが向いたのは、2015年秋のこと。
そこから2016年2月のオープンまで、あっという間の出来事。不安は無かったのですか?と聞くと、「人生最後の仕事にしようと腹を括りました」とキッパリ。
前職の仕事が多忙を極め、お店の引き渡しが済んだのは2016年1月中旬。その後開店準備を2週間でしたというから驚きです。実際にお店を経営し、仕事は孤独との戦いと話す竹中さん。だからこそ、日々お客さんに支えられているといいます。
【色が付かない店だから “今”の心模様で行ける】
「十人十色という言葉があるが、自分が思うのは一人十色。嬉しい時もあれば、辛い時もある。どんな心模様でも、その時々で来ていただけたら幸せです。ここは、色が付かない店。だから自分色もない。自分をオーナーと思ったことはありません。あえて言うなら、管理人なんです」。そう穏やかに答えてくれました。
三番街珈琲店には、ご年配の方から今時の若者まで、幅広い世代の方が珈琲を飲みに来ます。普段の生活では出会えないような人同士が話し、笑い合えるのも、竹中さんが創る空間の魅力。
最近は、アートの仕事同士の方が繋がり、新しい作品が生まれた、なんて嬉しいこともあったそう。お店には、そんな方たちのフライヤーや作品も並べられています。
竹中さんの飾らない人柄が心地よい。
三番街珈琲店を、その時の「あなた色」で気ままに訪れてみてください。
三番街珈琲店
Access 札幌大通駅から徒歩4分
Web site http://札幌大通りカフェ.com/
Address 札幌市中央区南2条西2-8-6 NC北専ブロックビル2F
営業時間 【月曜-金曜】10:00-20:00,【土曜】12:00-20:00,【日曜】12:00-18:00
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