「気軽に行ける独自の “フードスタンド” を提供」Jolly’s Bake 店主 新岡弘貴さん

札幌市中央区、円山エリアに2017年10月11日にオープンした「Jolly’s Bake –food stand-」

店主の新岡弘貴さんは、とても気さくな人柄。周囲の人達からは「ジョリーさん」と呼ばれていて、それが店名の由来にもなりました。昼はオリジナルキッシュやサンドイッチ、夜はワインやビールなども提供しています。看板メニューのキッシュは手にも持てる新しいスタイルで、サンドイッチは新岡さんが美味しいと感激したグラハムパンを使用したもの。

今回はそんな “ベイク” にこだわった「Jolly’s Bake」の新岡さんにお話を伺いました。

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看板メニューのひとつ、オリジナルキッシュ。生地にも具材にもこだわる一品。

 

【 専門学校で西洋菓子を学んだ後、ケーキ屋へ 】

―新岡さん、今日はよろしくお願いします。

新岡さん(以下新岡):よろしくお願いします。

―最初に、新岡さんのご出身はどちらですか?

新岡:宗谷管内の北見枝幸町です。中学までそこで、高校は旭川市でした。卒業後は、東京の洋菓子専門学校へ進みました。

―なぜ東京の専門学校へ行ったのですか?

新岡:札幌の製菓専門学校は、西洋菓子だけではなく和菓子など、お菓子全般を学ぶ学校でした。自分は、西洋菓子を専門に学びたかったのでそこで。住み込みアルバイトをしながら、生活をしました。

―東京では2年間学んだのですか?

新岡:専門学校は1年制で、その後はすぐに現場でした。自分で行ってみたいお店をリストアップして、働きたいお店を探している時、行ったあるお店が凄くお洒落で。ケーキも美味しくて、今まで食べた中で一番だと思いました。周りはどんどん就職が決まっている中、自分は是非そこで働きたいと思っていたので、お店に通ってケーキを買って…。「また来月来い」と言われて、また行って…、その繰り返しでした。結果的に、卒業ギリギリになって採用が決まりました。

―凄い!良かったですね^^

新岡:はい、良かったです。他の場所は見ていなかったし、入れて良かったと思っています。でも働いているうちに、ケーキを作ることは楽しかったけど、ケーキ屋さんは自分には合わないと思うことが増えました。そこは数年で辞めて札幌に行きました。

【 洋菓子と料理の要素を組み込んだ、自分だけのオリジナルを 】

―なぜ札幌に来たのですか?

新岡:札幌に自分の兄がいたので。23歳ぐらいですね。今度は大手の飲食チェーン店で働きました。

―今度は料理専門で働いたのですね。

新岡:当時は料理の方が面白いなと思いました。ケーキは完成したものをあらかじめ置いておく。それをお客様に選んで貰って食べて貰うものですが、料理はリアルタイムで作ったものがお客さんの口に運ばれるので、出来立てが食べられる。そこが凄く魅力に感じました。

―なるほど!料理ならではの良さですね。

新岡:そうですね。年齢を重ねていくうちに、今まで行ってことがないような洋風のイタリアンとかビストロとか、少し凝ったお店に行くようになりました。そのおかげでワインの美味しさにも触れたし、より洋風な物を好むようにもなったし、人とも出会って人脈も広がりました。

―料理をしていく中で、特に印象に残ったことはなんですか?

新岡:元々ケーキのような生菓子が好きだったのですが、焼菓子とかパン、粉物で作るシンプルなものが好きになりました。見た目が華やかなものというより、素朴なタルトなど。最初に働いた洋菓子のお店でも、生地を仕込むセクションに配属されて、当時は地味な作業ばかりだなと思っていたけど、結果的にそれが好きになって、今にも繋がっていると思います。同時期に実はバンド活動もやっていました。(笑)

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―色々なことが重なって、キッシュやパンなどの粉物が一層魅力に感じたのですね。

新岡:好きだし、性に合っていると思います。キッシュは、お菓子の要素と料理の要素を両方兼ね備えている食べ物なので、そんなところも好きです。その後、個人の飲食店でも働いて自分の知らない事を勉強し、人との繋がりで、キッシュの専門店を一時期させていただいたこともありましたが、「キッシュで何かやろう!」と思った時に、たくさんアドバイスをして貰いました。

手に持てるスタイルや、おひとり様用に1個ずつ作ること。その場でお客様からオーダーいただいてから具材を上に乗せるスタイルがどんどん出来上がっていって。ケーキ屋の勤務経験と、その後の料理経験がガチっと固まったのかな。菓子と料理、両方の要素を兼ね備えているキッシュ。よりそこをめがけて作っていけるのが、自分の武器だと思っています。今はそれだけではなく、ランチのサンドイッチにも力を入れています。

【 目指すのは、とことん “カジュアルダウン” したお店 】

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こだわりのサンドイッチ。ボリュームもあるのでランチにはぴったり。

 

―サンドイッチのこだわりを教えてください!

新岡:使っているパンですが、これがとにかく美味しくて。偶然、自分が思っている “ハードパン” を超えたパンに出会えたんです。店名に「ベイク」と付けているので、焼きものに関してはこだわりを置きたくて。自分が本当に美味しい!と自信を持って言えるパンなので、それを店に卸して貰っています。具材に負けないしっかりとしたパン、是非味わっていただきたいです。

―店名に「フードスタンド」と付けたのはなぜですか?

新岡:コーヒースタンドというジャンルはあくまでも、「気軽」に利用できるスタイルとイメージしています。それをドリンクだけではなくキッシュを始めとするフードに当てはめて自分らしく表現できたら…。と思ったのがキッカケです。さくっと気軽に来られて、とことんカジュアルダウンしたお店にしたいと思って名付けました。

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ランチセットにはスープやサラダも。

 

―お店はランチからディナーまで、色々な用途で利用できるのが良いですね!

新岡:まだ始めたばかりですが、仕事帰りにちょい飲みしてくれるお客様もいるし、食事をしてくれる人もいるし、子供が楽しそうにキッシュを食べてくれる時もあります。子供も気軽に連れてきてくれるのは嬉しいです。大人だけの空間じゃなくて、色々な世代の人が居心地良く過ごせる、こだわっているようでこだわっていない、ゆるいお店で在り続けたいと思います。

―円山エリアにお店を作った理由を教えてください。

新岡:元々違うエリアで検討していましたが、円山でお店を経営している先輩が「この界隈で探してみたら?」と言ってくれて。3件ぐらい探してもピンと来なかったのですが、たまたま歩いていたら、この場所を見付けました。その後、無事に物件を取得できました。

―内装も自分でされたのですか?

新岡:はい。天井、壁、できる範囲は全部自分でやりました。絶対に漆喰壁と青い壁は作る、と決めていました。それが自分の “古いヨーロッパ” の家屋のイメージだったので。それを店内に表現したいと思っていました。プロが作ってない分、壁の際部分が雑です。(笑)

でも、それが人によっては落ち着く感じを与えられますし、手作り感が気に入っています。

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手作りの内装ならではの温かみを感じる店内

 

―まだお店をオープンして間もないですが、嬉しかったことはありましたか?

新岡:「キッシュ美味しいです!」とか、そういった有難い言葉を掛けていただけた時は本当に嬉しいです。まだまだ進化させていこうと思っている中で、このアイテムはやっぱり自分にとって良かったのだと思います。これもひとつのキッシュの形だと思っていますが、初めて見るお客様は大体びっくりされます。想像していたのと違うって。でも「美味しい!」って言ってくれた時は「しめしめ…」って思って嬉しくなります。(笑)

この料理は、作っていて想像を膨らませられるのが面白いです。キッシュの形を変える、上に具をのせる、今まで誰もやっていなかったようなことをやっていく。「あのキッシュが食べたいから行く」って思っていただいて、美味しいと感じてくれたら嬉しいです。そうなるように、もっと頑張らないといけないな、と思います。

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―最後に、これから先やってみたいことを教えてください。

新岡:いつか駄菓子屋さん感覚で、子供がキッシュを買い食いする…。みたいな光景に憧れます。(笑)現在の店舗としては地域密着型だと思うので、近所の方がふらっと来てコーヒーやビールを飲んで…、もっと気楽に食べられるお店を目指したいです。

―新岡さん、ありがとうございました!これから先も、美味しいキッシュとサンドイッチを楽しみにしています♪

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【Jolly’s Bake –food stand-】

住所:札幌市中央区南4条西20丁目1番1号 佐藤コーポ1階南

アクセス:札幌市営地下鉄「東西線」西18丁目駅下車 1番出口を南に8分ほど (向かいにビクトリアがあります)

電話番号:011-252-7809

営業時間:【ランチ】12:00-15:00 (LO14:00) / 【ディナー】17:00-22:00

定休日:不定休 (2017年12月現在)

*お店の情報はinstagramページからご覧いただけます*https://www.instagram.com/jollysbake_foodstand_/

 

【インタビュアー 加賀夕理】

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